エンジニアが納期に追われる理由

Webエンジニアは、完成させる喜びや達成感が魅力の職業です。しかし身体的または精神的な負担を強いられる面もあります。それが、短すぎる納期です。納期までの期間が短くなる理由に、コスト削減の影響が考えられます。

不況が長引き、エンジニア業界もコスト削減の動きが見られます。発注する企業もできるだけ安くで済ませたいとし、受注する企業は利益が少なくてもとにかく仕事が欲しいと考えます。そこで利益が出るギリギリの金額で請け負ってしまい、利益を少しでも増やすために、無理なスケジュールを立てて人件費を削減します。また現場だけでなく、納期を調整するフロントエンジニアにもコスト削減の影響が現れています。

日々の業務に追われて、スキルアップする機会を奪われています社員教育が少なくなり、最も重要なヒアリング能力が低下します。そしてクライアントの要望を十分に理解しないまま制作を始めて、仕様変更や機能追加など後から対応に追われて納期に余裕がなくなります。コスト削減をするためでも、過剰なコスト削減は不十分な仕事の原因になります。コストとクオリティのバランスに対する考え方は会社によって異なるので、転職する方法もあります。

営業も受注するのが基本で何とか仕事を取らなければならないので、エンジニアにとって無理な業務も受け入れてしまう傾向があります。両者の立場を考慮して、普段からコミニュケーションを取ることで溝を埋めるように努力します。

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